
この噂は聞いたことがあるよ!
でも実際はどうなんだろう?

実は、これは本当じゃないんだよ!
でも、しっかりと決められてはいるから説明していくね!
野球場の立っている方角は同じなのか?
「本塁から投手板を経て二塁へ向かう線は、東北東に向かっていることを理想とする」
公認野球規則2.01
このように公認野球規則にて、野球場の建設時の方角が設定されています。野球は屋外スポーツのため、太陽光の位置を配慮して設計することが必要となっています。
しかし、あくまでこの規定は「理想とする」となっているため、必ずそうしなければいけないというわけではありません。そのため、現在のプロ野球で使われている屋外野球場が向いている方角はバラバラとなっています。
実は、この「理想とする方角」は、何度か変更されています。
https://npb.jp/news/detail/20200410_01.html参照
このため、野球場がすべて同じ方角を向いて建てられているという雑学は嘘となります。
実際には、理想とされているだけであって、拘束力がなかったりドーム型が建設し始め太陽光を考えなくてよくなったためであると考えられます。
野球場の豆知識

日本の球場は、アメリカを参考にして作られていいるんだよ!
少しずつ見ていこう!

細かいのは難しくてわからないから、重要なとこだけ知りたいな!
野球場の歴史

日本で初めてできた本格的な野球場は、阪神甲子園球場(1924年)です!
高校野球の甲子園でよく使われている球場が、日本初の球場だったんです。
その後、明治神宮野球場(1926年)がつくられました。
明治神宮球場では東京六大学野球が行われました。
ここから徐々に日本に野球場が作られていき、1976年ごろからアメリカを参考に人工芝の導入や可動式のスタンドなど、野球だけでなくコンサートにも使える球場が続々と作られていきました。(横浜スタジアムや東京ドームなど)
方角
方角については上で説明した通り、理想の方角は規定されているが実際の方角はバラバラです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E7%90%83%E5%A0%B4参照
それぞれ作られた年代、土地の条件、ドーム式なのかなど様々な条件を考慮して球場の方角は決められています。
広さ

よくゲームをしていると、球場の広さが違う!ってなりませんか?
外野の広さが狭いとホームランになりやすくなるからその方が良いですよね!
野球場の規定では内野のダイヤモンドの位置はしっかりと決められています。しかし、外野やファウルゾーンの広さは最低限の距離しか規定されていないので、球場ごとにばらばらになってしまうのです!

パワプロ野球で遊んでるとき、気になってたんだよ。
なんで球場で広さが違うのかなって思ってたけど、決まってないからなんだね!
建設費用
気になる建設費用です!
球場がどれくらいのお金をかけて作られているのかを紹介して終わろうと思います。
建設費の1位~5位までを紹介します。
建設費上位5球場はすべてドーム型の球場となっています!
最後に気になる日本で一番最初に作られた球場「阪神甲子園球場」と2番目の「明治神宮球場」はいくらだったんでしょうか?
この2球場は作られたときの物価が今とは違うので、現在の物価で計算した予想値も出しています。
現在の物価としても、明治神宮野球場が約10億円で作れるのは、ほかの球場と比べるとかなり安いですね!
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