
ツバキのニュース速報のじかんです。
今回は、かなり深刻な話題です。
皆さん、ヒアリってご存じでしょうか?
今、日本にはいないはずのヒアリが日本で目撃されています。
このことを、国も問題視しており、環境省が呼びかけたりニュースに取り上げられたりしています。
では、なぜヒアリは国が動くまで危険とされているのか、ヒアリってどんなありか、についてお知らせします。
もしかしたらすぐ近くに潜んでいるかもしれません!
ヒアリとはどういうアリなのか
いつヒアリと出くわすかわからないので、しっかりと知っておきましょう!
ヒアリの特徴

特定外来生物に指定されているアリです。
見た目は赤茶色をしており、つやつやな体をしています。
ヒアリには、毒針がありこれに刺されると命にかかわります!
刺されると、熱いやかんを当てられているような激しい痛みがあります。そのため、別名ファイヤアントと言われています。
また、毒に含まれる成分がタンパク質に反応してアレルギー反応を起こす危険性があります。
これは、ハチに2回刺されると起こるアナフィラキシーショックと同じ反応で、早急の対応が必要です!
環境省ホームページに詳しく書いてあります。

特定外来生物とは、生態系や人の生命、農林水産業などに被害を及ぼす危険がある外来生物のことで、国が輸入や飼育を規制しています。
ヒアリの生息場所

ヒアリは、もともと南米中部に生息しているアリでコンテナや貨物に紛れて、アメリカや中国、韓国、オーストラリアにまで広まっています。
日本では、2017年からヒアリが確認され、今までで48事例確認されています。
場所は東京、大阪、神奈川、三重などのコンテナ船により荷物を受け渡しする場所がほとんどです。
ヒアリの特徴として、日当たりの良い場所に巣を作ります。
なので、芝生や公園、畑などで生息している可能性があります。

日本の生息可能範囲

ヒアリは約22℃~36℃で活発になるため、日本の場合東北地方南部までが生息できる範囲と考えられています。
また、見つかった場所から約半径2㎞が危険範囲とされているため注意が必要です。
ヒアリがもたらす日本の危機
生態系の被害
ヒアリは様々な小動物を捕食します。
生まれたての鳥や昆虫、日本在来のアリなどを襲うため、生態系が崩壊する危険性があります。
ヒアリの巣が大きくなると数十万匹がその巣に住むため、大きな動物でも一斉に襲われると、ひとたまりもありません!
社会インフラ被害
電気設備の配線に巣を作って停電を引き起こしたり、道路のコンクリート下に巣を作って道路が破損したりします。
ヒアリによって老朽化が速くなることで、整備が間に合わなくなる可能性があります。
人的被害
生活している私たちや、ペットなどが外で遊べなくなるかもしれません。
今まで普通にしていたピクニックやBBQ、遠足、家庭菜園などが危険になります。
日本のヒアリ繁殖状況
現在(2019年12月)日本では、ヒアリが毎年見つかています。
最近の発見事例です。
確認場所 | 確認日 | 確認状況 | 個体数 | 種類 |
東京都江東区 | 2019/10/10 | コンテナヤードの地面 | 300以上 | 女王と幼虫 |
東京都江東区 | 2019/10/21 | コンテナヤードの地面 | 450以上 | 女王とオスと幼虫 |
三重県四日市市 | 2019/11/25 | コンテナヤードの地面 | 約20 | |
東京都江東区 | 2019/11/29 | コンテナヤードの地面 | 500以上 |
環境省のホームページを参考にしました。
実際、数百匹単位で見つかっていることから、まだ日本のどこかに生息している可能性が高いです。
特に貨物船が行き来している海辺で発見が多いので、近くの人は気を付けてください。
国の対策
国はヒアリの繁殖をかなり危険視しており、様々な対応をとっています。
まとめ
ヒアリは人の命を奪うことがあり、日本で繁殖しだすと多大な影響を与えます。
小さく、活動範囲も広いため、すべて見つけ出すことは難しいかもしれません。
なので、少しでもヒアリだと思ったらこちらから問い合わせてみてください!
ほっとくと取り返しのつかない状態になるので、自分たちの住む場所は自分たちで守りましょう!
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